誕生物語
CLUB BMW
1992年4月12日、BMW Club of Japan西日本事務局主催のツーリングが開催された。
愛知県で唯一の会員であるW氏の紹介で、6名がゲストとして参加した。
この日のためにスポエボ用のシートを航空便で取り寄せ、自作のシートレールで取り付けたという
N氏、納車間もないE36 325iのK氏、E30 MテクニックのM氏とNK氏、E30カブリオレの
MT氏とE30 320iの平松というメンバ−。
養老SAで初の顔合わせをし、本隊との待ち合わせ場所である北陸道 神田PAへと向かう。
天気はあいにくの鉛色の空。それでも初めてBMWを連ねて走る歓びに胸膨らませる。
この日は陶芸を体験し、越前海岸で昼食というプラン。クルマを停めるたびに駐車上を埋め尽くす
BMWに興奮さえ覚える6人であった。
一足早く帰路についたMT氏を見送って、再び6人は養老SAで集まった。その時、W氏から一つの
提案がされたのであった。「我々でBMWのクラブをつくろう!」反対する者はいなかったが、突然の
提案に戸惑うばかり。とりあえず1ヶ月位の時間をかけ、それぞれ考えをまとめ、その案を持ち寄って
結成に向けてのミーティングを開くことにして、この日は解散となった。
 約束の5月17日、栄のレストランでミーティングが開催された。どんな活動をしていくか、メンバー
はどうやって集めるか、そしてクラブの名は・・・等が話題となった。M氏の発案である「ファミリーで
楽しめるイベントを」、W氏の名づけた「CLUB BMW」、そして誰もが思っていた「年会費は最
小限に抑えよう」など、和気藹々のうちににクラブが産声をあげたのだった。
 6月21日には再びミーティングを開き、さらに細案を煮詰めた。ステッカ−等のデザインは、
その道の専門家であるK氏が担当した。東海地区の輸入車オーナーをターゲットにした雑誌
”エンツォ”(現 GOO world)と”Left”(休刊中)を媒体にしてメンバーの募集を行ったところ、
予想を越える反響があり、秋に計画していた第一回目のイベントを8月に繰り上げて開催する
こととなった。
 7月12日にはこの「結成記念ツーリング&パーティ」に向けての準備を兼ねてのミーティングを
開催した。この時すでにあの名車”BMW328”をモチーフとしたクラブウェアーのデザインも完成。
第一回目のイベントに間に合わせることができた。
 そして8月23日、53名24台の参加と”Left”の取材陣の同行で、南知多のホテルにてパーティが
開催された。華々しいCLUB BMWの幕開けとなった。
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